ハワイアンジュエリーの結婚指輪・自然の神秘が宿る伝統ジュエリー
ハワイアンジュエリーとは、その言葉通りなら「ハワイのジュエリー」ですが、さらに詳しく言うと「伝統的なハワイのジュエリー」です。ハワイアンジュエリーはとてもディープな歴史を持っています。日本でも結婚指輪やブレスレットは大きな人気を誇っています。
ハワイアンジュエリー

ハワイアンジュエリーは、伝統あるハワイのジュエリー。その始まりは19世紀にさかのぼります。日本でもハワイアンジュエリーはひじょうに高い人気を誇りますが、その中でも結婚指輪やブレスレットは、定番的な存在として安定した人気を持つアイテムです。
ハワイアンジュエリーは、正式には「ハワイアン・エアルーム・ジュエリー」と呼ばれ、本来は先祖代々受け継がれていくものです。ハワイでは人生の節目において、親から子供へジュエリーを贈る習慣があるそうです。
ハワイアンジュエリーの歴史

ハワイアンジュエリーは、その源流にイギリス王室があります。19世紀のビクトリア王朝の頃、ハワイとイギリス王室は深い関係にありました。1861年、クイーン・ビクトリアは夫であるアルバート公を亡くしましたが、時のハワイ王朝君主・リリウオカラニ女王は、クイーン・ビクトリアと悲しみを共有するためにゴールドとブラックのブレスレットを身につけました。
これが初のハワイアンジュエリーだと言われています。なお、このブレスレットには、「永遠の思い出」という言葉が彫られていたそうです。
このブレスレットと同様のものは、その後、舞踏会のヘルプに訪れたハワイ女性に贈られます。このブレスレットには「アロハオエ」という言葉が彫られていました。名曲「アロハオエ(我が愛をあなたに)」と同じですね。この名曲はリリウオカラニ女王が作曲、世界的にもひじょうによく知られている楽曲です。
ハワイ女性に贈られたこのブレスレット。このブレスレットを贈られた女性が女学校に勤めていたことから、学生たちの間でブレスレットの人気に火が付きました。今でもブレスレットはハワイアンジュエリーの定番として、安定した人気を誇っています。
ハワイアンジュエリーには独特の模様が彫り込まれます。古くは「ハワイらしい」デザインが主流でしたが、最近は動物や人をモチーフにしたものなど、バリエーションが増えています。
リリウオカラニ女王
ハワイがハワイ王国であった時代の最後の国王にして、ただ一人の女王。リリウオカラニ女王は、ハワイの独立を守りたい勢力とアメリカへの併合を求める勢力の間で、大きな摩擦が起きていた時代のハワイ国王でした。リリウオカラニはハワイ王国の独立を目指していましたが、1893年、アメリカとの併合を望む共和制派によるクーデターに巻き込まれます。翌年、リリウオカラニは逮捕され、ハワイ王国の滅亡に伴い、ハワイはアメリカに併合されました。
ハワイアンジュエリーの結婚指輪

結婚指輪は、これから同じ時を共有する二人が身につける「家宝」とも言えるジュエリーです。人生の大きな節目・結婚。その神聖なイベントには、神聖なハワイの自然力(マナ)がデザインされた指輪が相応しいのです。
マナとは?
日本語にも意味の説明しにくい言葉は存在しますが、ハワイにもそのような多くの言葉が存在します。先にご紹介した「アロハオエ」もさまざまな訳を目にしますが、アロハ自体、翻訳することの難しい単語です。
「マナ」という言葉も、「アロハ」同様に訳すことが困難な単語です。実はこの単語、ハワイだけではなく、太平洋の島々には同じ考え方が存在しています。先に「神聖なハワイの自然力」と書きましたが、かんたんに言えば「神秘的な自然の力」。さらに言えば「神がかった力」「超能力」といった意味も含まれます。
職人が作り上げる二人の結婚指輪
神聖な力「マナ」が宿る二人の結婚指輪。職人が丹精こめて作り上げるジュエリーには、これから二人が歩む道に待ち受ける困難や喜びのすべてが、味わいという形で刻まれていきます。
結婚指輪のデザイン
ハワイアンジュエリーの結婚指輪には、この「マナ」のパワーがこめられたデザインが使用されます。自然の力を示すデザインは、ベテラン職人による繊細な作業です。ジュエリーは身につけることで、あじわいが染み出てきます。この「あじわい」という言葉もひじょうに曖昧な言葉ではありますが、これからいっしょに歳をとっていく二人が、良いこと悪いこと、いろいろな経験をしていく内に刻まれる雰囲気は、まさに「マナ」のようなパワーを二人に与えてくれるのではないでしょうか。
Plumeria(プルメリア)
ハワイアンジュエリーの定番としてデザインされる花「プルメリア」。この「プルメリア」はハワイでとても愛されている可憐な花ですが、何か神秘的な力を感じさせることから、ジュエリーの定番デザインとなっています。ちなみに花言葉は「気品」や「日だまり」だそうです。
Tropical(トロピカル)
トロピカルデザインにはプルメリアの花と、スクロールと呼ばれる「波」をモチーフしたデザインが刻まれます。
Kaleikini(カレイキニ)
ハワイの豊かな海の波。次々と打ち寄せる波は、幸せを運ぶ波。転じて「長く続く愛」を表します。
Maile(マイレ)
ハワイでは結婚式でこのマイレがよく登場します。マイレは「絆」を意味する植物で、その葉は神聖なものとして扱われています。
King Maile(キングマイレ)
キングマイレのデザインは、神聖な葉・マイレの葉を忠実に彫り込んだデザインです。
Ihilani Maile(イヒラニマイレ)
イヒラニマイレのデザインは、神聖な葉・マイレの葉をモチーフにしたデザインですが、より光沢感が強いものだとされています。
Honu(ホヌ)
神聖な生き物・ウミガメ。「ホヌ」は、ハワイの言葉で「ウミガメ」を意味します。ウミガメは海から幸せを運んでくれる使者なのです。
Hibiscus(ハイビスカス)
ご存じハイビスカスの花。この花でハワイをイメージする人も多いのではないでしょうか?ハイビスカスには「繊細な美」「信頼」などの花言葉があるそうです。
結婚指輪

結婚指輪は、これからの人生を、愛する人と共に歩いて行くことを決心した証明です。人それぞれ、結婚指輪については考え方があると思いますが、結婚指輪を常に身につけることで、二人の絆をその都度確認することができます。
そんな大切な結婚の証となる結婚指輪だからこそ、スペシャルなものをオーダーしたい。ハワイアンジュエリーの結婚指輪は、その歴史的背景からも、特別な二人に相応しいのです。
結婚の証がなぜ指輪なのかご存じですか?指輪は丸い「円」でできていますが、この円は「無限」を表します。途切れることなく続く円は、月の満ち欠けを連想させます。月の満ち欠け、潮の満ち引き、エンドレスにくり返される自然の営みは、幸せな結婚生活に例えられるのではないでしょうか?
婚約指輪にもハワイアンジュエリー

結婚式の際に交換する結婚の証が結婚指輪ですが、もうひとつ、結婚の約束を交わした時に、男性が女性に捧げる指輪が婚約指輪です。婚約指輪もこれからの二人にとって大きな思い出になるものです。「マナ」の宿るハワイアンジュエリーは婚約指輪にも最適です。
二人の人生を飾るハワイアンジュエリーの結婚指輪

ハワイアンジュエリーは、自然の神秘な力が宿ると言われている歴史あるジュエリーです。これから同じ時を歩む二人のために。二人の絆の証は、喜びも悲しみも共にし、困難な時間を乗り越える、あきらめない心の強さを与えてくれます。